396,000円【税込】
商品コード: kawanoya:10006801
◆サイズ 身丈:156.5(+7) cm /4 尺 1 寸 4 分 裄丈:65.2(+2.5) cm /1 尺 7 寸 2 分 袖丈:47(+5) cm /1 尺 2 寸 4 分 前巾:25 cm /6 寸 6 分 後巾:29.2 cm /7 寸 7 分 衽巾:15.5 cm /4 寸 1 分 褄下:77.3 cm /2 尺 0 寸 4 分 袖巾:34.6 cm /9 寸 2 分 ◆詳細 状態:リサイクル品 付属品:なし ◆ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。
またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。
ご了承くださいませ。
◆寸法・採寸についての詳細はこちら ◆お仕立て替えや一部寸法直し等も当店にて承っております。
上記
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昨年、国の重要無形文化財の指定を受けた八重山上布の歴史は古く、他の上布や自然布などと同じく、自然発生的に身近な植物から繊維を採って織物にするといったことから始まったようです。
古くは、自分たちが身に着けるものとして織られたおおらかなイメージの織物であったようですが、人頭税の制度が生まれると、厳しい決まり事がある中で、次第に上質で精巧な織物として変化していき、現代まで受け継がれいるという経緯があるようです。
戦争を挟んだりしながら途絶えそうになったものを、戦後に数人の手によって残され、昭和50年代には石垣市織物協同組合が発足して、若手の後継者が育つようになり、捺染の八重山上布も、括り絣の八重山上布も、数はそう多くはありませんがそれぞれに制作されています。
柔らかさのあるベージュ・亜麻色の地に、経に藍墨茶色の細い縞が引かれ、それに寄り添うように小さな長四角の絣が、涅色の焦げ茶と、縞と同じ色の藍墨茶色で織り込まれ、それが市松の配置になっていて、反対側には小さな横縞の絣が入れられた、八重山上布らしさのある素敵なお着物です。
八重山上布は、緯糸には手績みの苧麻が、経糸には苧麻の糸が使用されますが、こちらはとても珍しく、経緯とも手績みの苧麻で織られています。
今年の初めに石垣島に行く機会があったので、このお着物を持って行って組合の方に見てもらったところ、経緯とも苧麻糸のとても珍しい八重山上布だといわれました。
八重山上布は独特の張りがありますが、こちらはもう少ししなやかな質感となっています。
昨年人間国宝になられた新垣幸子さんも経緯苧麻糸の八重山上布を織られていますので、もしかしたら新垣さんの作品ということもあるかもしれません。
いずれにしても、苧麻の糸の風合いもとても良く、しなやかな質感で、お召しになると気持ちが良いことと思います。
こちらのお着物ですと、いろいろな帯を合わせてお召しいただけると思います。
夏のものをテーマにした手描きや友禅などの麻や生紬などの染めの名古屋帯を合わされたり、麻や芭蕉布、また同じ八重山上布などの織りの楽しい帯を合わされたり、型絵染や紅型染の名古屋帯を合わされたり、自然布的な帯を合わされたりすると良いと思います。
お出かけ先やその日の気分で、いろいろとアレンジされると良いのではないでしょうか。
夏ならではの楽しみでもある麻素材のお着物や帯はなんとなくワクワクしますが、こちらのような上質な上布ですと、さらに気分が上がりそうです。
お気に入りの帯を合わせて颯爽とお出かけいただきたいような、とてもお洒落な大変おすすめの逸品です。
衿裏には平織の麻が使われていて、居敷当はついていないお仕立てとなっています。
身丈を7cm、裄丈を2.5cm、袖丈を5cm出すことが可能です。
お直し等につきましては、お気軽にご相談くださいませ。
地の色は亜麻色「和色大辞典 #d6c6af」 縞の色は藍墨茶「和色大辞典 #46494d」 絣の色は涅色(くりいろ)「和色大辞典 #554738」 藍墨茶「和色大辞典 #46494d」 をご参照下さい。
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